肛門周囲の筋肉内に腫瘤を認めて近医に受診するも、経過観察となっていた。しかし、腫瘤の破裂が起こり再度受診。15歳と言う高齢だが、全身麻酔にての摘出手術を勧められた。生命の危険を感じて、当院に受診した。自分には全身麻酔を15歳の個体にかける勇気は、残念ながら無いですね。
初診時の肉眼所見
直径約1cmの腫瘤が肛門周囲筋肉内に形成されている。一部が破裂し、突出した状態であった。
処置中の所見
破裂した腫瘤を除去する為に局所治療を行った。まるでタコの足が伸びているようです。同処置を4回行った。
約1カ月後の所見
腫瘤があった場所は、その消失に伴って凹んでいるのが確認される。異なる部位への再発は有るので、注意が必要です。