約8カ月前に全身に膿疱を形成し、破裂・皮膚の裂開を繰り返していた。近医に受診するも特に検査もなく、とりあえずステロイドで様子を見ましょう。との事でした。ステロイドの副作用である、多食・多尿・多尿が重度に認められるようになり、皮膚の状態も悪化して来たために当院に受診となった。
初診時の肉眼所見
腹部から胸部にかけて、赤褐色の病変が認められる。膿疱が破裂、痂皮の形成、皮膚の裂開が起こっている。
病変の格が拡大像
受診当日に形成された新生膿疱である。同様の病変が、全身に認められた。左上には裂開した病変が有る。
皮膚生検組織像
特徴的な病変である。
皮膚生検組織拡大像
確定診断となる細胞が認められる。(矢印)
約1ヶ月後の所見
ほとんど全ての病変は消失した。今後は、再発に関して注意が必要です。