マイボーム腺機能不全を伴う表層性点状角膜炎

半年前より近医にて治療、点眼薬・内服が処方されていた。

初診時所見 ( 左所見は右眼　　右所見は左眼 )

所見
左眼所見では、眼球周囲から中央に向かって著しい血管の新生が認められる。右眼所見も程度は低いが同様に血管の新生を認める。染色後の所見では、眼球全域に蛍光色に染まる角膜の傷が確認される。下段の瞼では、ミルク状の脂腺の流出を認め、マイボーム腺の機能不全と診断した。

5日後

所見
角膜表面の血管浸潤は著しく減退し、眼球表面も潤っている。下段の染色検査でも、その程度の減退を認める。