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日本獣医皮膚科学会認定医
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水晶体前方脱臼に伴う二次性緑内障

初診時

初診時

所見
近医にて角膜炎の診断にて治療を受けていた。痛みが強く食欲の減退を認めた。左の所見では、眼球中央部から放射状に角膜の混濁を認める。右のスリットライト所見では、黄色の三角印で示す水晶体、と青の矢印で示す水晶体表面のカーブが確認される。眼球中央部では、角膜と水晶体の接触も認められ、これが激しい痛みの原因である。黄色の矢印は虹彩へのライトの照射を示す。

矢印

手術後4週間

手術後4週間

所見
手術によって前方脱臼した水晶体の摘出と眼房水流出路を確保した。角膜の混濁は、右のスリット所見の黄色矢印の角膜内皮が障害された為角膜に水分が流入した為に起きている。角膜全域に細かい点状の混濁が確認される。痛みからの解放と眼球の温存に成功した。

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