初診時所見
所見
角膜の傷として、2ヶ所の病院で治療されていた。発症より5ヶ月後の受診となった。10時の場所に白濁円形病変が認められる。染色によって病変部が描きだされている。病変部周囲に波及するように、染み出すような画像が認められる。病変部をクリーニングするとルーズな部分が剥離された。角膜は層板状の構造で強固に密着しており、正常では剥離されない。
剥離完了後
所見
広範な角膜の剥離と角膜潰瘍が現れた。角膜潰瘍はかなり深く穿孔の可能性も考えられた。即時、手術を行った。
術後3週間目の所見
所見
10時の場所に僅かな血管の侵入を認める。角膜潰瘍も修復された。角膜表面の障害が僅かに認められる。再発の危険がある為経過観察は必要である。