左眼1時~3時の位置の角膜表面に、血腫様の病変が確認出来る。徐々に病変部位の拡大を認め、確定診断を求めている来院となった。
左眼の肉眼所見です。
角膜表面に血腫様の病変が、確認される。
同左眼の血管染色後の所見
血管が樹状に染色され、血腫と思われた部位は血液の浸潤であった。よく見ると、角膜全域に毛細血管の増生、浸潤が確認される。
蛍光染色後の所見
角膜の障害は、認められない。
約3週後の所見
角膜表面の血管の退行、血液の浸潤の停止が確認される。樹状に広がっていた血管に比べて、幹部位には僅かに血流を認められる。
初診から約50日後の所見
殆ど全ての病変は、消失した。微かに毛細血管が、認められる。(矢印)