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日本獣医皮膚科学会認定医
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耳科症例PART10

初診時右側耳介の所見

長年にわたり、外耳炎の治療を受けていた。非常に激しい痒みを訴えて、鳴きながら耳を搔く行動が毎日継続していたとのことでした。

初診時左側耳介の所見

両側耳介には、著しい痂皮の付着を認め、発赤も重度である。ステロイド剤の過剰投与に伴う、細菌の異常増殖も疑える。

耳道内スコープの所見

耳道内洗浄後の所見である。重度の耳漏の為、洗浄前は観察が困難であった。耳道内全域の脂腺の増生が認められる。また、耳道も狭くなっている。

約3ヶ月後の所見

痂皮の付着、発赤は認められず、沈静化を確認出来る。

約3ヶ月後の所見

同左側の所見である。非常に良好な所見である。

耳道内スコープの所見

綺麗な鼓膜が観察される。

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