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日本獣医皮膚科学会認定医
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角膜融解とデスメ瘤形成を伴う前眼球炎

初診時

角膜融解とデスメ瘤形成を伴う前眼球炎

角膜全域に及ぶ激しい炎症を2か月前に発症。不適切な治療により角膜融解を起こし、眼球中央部にデスメ瘤を形成。角膜輪部より、中央に向かって、血管新生が重度に認められる。眼球摘出も選択肢に入れた。

矢印

1回目の手術後

1回目の手術後

角膜中央部のデスメ瘤は、角膜融解の沈静化と角膜上皮の再生により、修復された。角膜輪部の血管新生も沈静化している。中央部には、激しい炎症も認められ、膨隆し、眼圧の高いことが示唆される。

矢印

2回目の手術後

2回目の手術後

デスメ瘤の部位の角膜が、わずかに薄くなっているのが認められる。眼球全域の炎症も沈静化している。

矢印

手術後

手術後

角膜の混濁を広い範囲に認めるも、角膜の再生も終了し、眼球を温存させることができた。

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